第14回目を迎える子育てと教育を考える西淀川のつどいが11月26日、雨の中、同区のエルモ西淀川で開催され、150名の学童・父母・市民・教師が集う集会になりました。
つどいは、「自分が自分であって大丈夫 〜生きることと自己肯定感」と題する立命館大学の高垣忠一郎教授の講演をメインに、地元の中学生の「三宅太鼓」の演奏や、学童の子どもたちによる「まりつき」と「けん玉」の実演など、多彩な取り組みが披露されました。
高垣忠一郎立命館大学教授の講演では、大学でのカウンセリング論の講義の例にもふれながら、現在の青少年の生きる環境の変化に、目を向けることの重要さが提起されました。子育てや教育の中で、「良い子で無ければ、見捨てるよ」とばかりに、大人や教師にとって都合の良い子ども像が求められてきたために、子どもたちのストレスが増幅し、「自分が自分のままで良いのだ」という自己肯定感が確認できにくくなっている現状の中で、児童・生徒としっかり向き合い、大人がネットワークを広げていく努力が何よりも大切なものと話されました。
休憩をはさんで、保育士・3人の子育真っ最中の母親・わが子の不登校を経験した小学校教師によるパネル・トークとつどい参加者の意見発表がありました。中学校2年生で不登校を経験した学童保育所の指導員の「学校へ行けない時も、近くの民間保育所でのボランティアを経験したり、沖縄への自分探しの旅を通じ、学校だけが世界のすべてではなく、色んな人々の、色んな世界があることが分かってきたことが、自分が今の仕事をするきっかけになった」との発言に参加者の共感が寄せられました。
まとめの発言で、高垣教授は「時代の最先端で子どもたちは生きているのであって、その子どもたちに世界はどう写っているかを教えてもらいながら、共に生きていくことが大切なのでは。大人が〜しなさい、〜してはいけない と先回りして教えようとしても教えられないのが現在ではないのか。」「自分の判断で自分が選択し、もし間違ってたら、いつでも帰っておいで・・・そう言ってやれるようになりたい。」と結ばれました。
つどいの参加者は、開会あいさつでも強調された「教育基本法や憲法を改悪しようとする」政治の流れを、きっぱりと拒否する子育てと教育のあり方を追求することを確認しあいました。
西淀川の学童っ子有志によるまりつき
自分が自分であって大丈夫と生きることと自己肯定感を話する高垣先生
高垣先生は、舞台から会場に降りて、「今の日本は平和ですか」と参加者に問いかけました。
保育士や父母、教員がパネラーとして子育てについての経験などを発言し、会場から自らも不登校になった経験談なども紹介されました。