西淀川労連
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2003年度活動方針

第1章 地域労働者・住民と連帯した運動の構築

(1)「対話と共同」の推進

@ すべての労働者・労働組合との対話と共同の追及

 「働くルール署名」と全労連の5つの要求課題(@最低賃金の改善、男女賃金格差の是正、パート均等待遇、A解雇規制、雇用創出の実現、過労死・労災職業病・サービス残業の根絶、B公務員労働者の労働基本権の確立、NTT闘争の前進、国鉄闘争の解決、C医療・介護・年金など社会保障制度の改善、大増税阻止、D憲法改悪・戦争参加阻止)にもとづくそれぞれの職場と地域の実態に応じた草の根からの対話と共同を、分野別の共同も含め労働者・労働組合の部分的・時限的・持続的共同を広げるために労働組合としての役割を果たします。西淀川労連は、西淀川春闘共闘や共同組織(西淀川社保協、西淀川原水協、街づくりを考える会、高齢者住まいづくりの会)、民主団体との連携の強化、働くルール署名や要求アンケートの協力を求める活動など一致した要求などで無所属労組はもちろん連合系の労組へ労組訪問を定期的に進めます。

A すべての社会勢力と対話と共同の追及

 全労連が提唱した「国民総決起型」の闘いは、西淀川では4月の550名の労働者・区民を結集した集会の成功にも見られるように、その後の医療改悪・有事法制反対の運動へと発展してきました。民主団体はもちろん一致した要求であらゆる団体との共同を広げていきます。

(2)リストラ・失業反対、雇用闘争

 「競争社会の今、リストラ計画を極限まで進めてさえ生き延びられない」この考え方に取り付かれた企業はリストラを加速させ、社会的に失業者を急増させています。政府も「規制改革推進」で「解雇の自由」のルール化、労働者派遣事業・裁量労働・有期雇用などの更なる規制緩和やホワイトカラー労働者を労基法適用の時間管理外におくなど労働法制の根幹を突き崩す改悪の準備を進めています。個別リストラ等では「事前協議と同意」を実際に確保して対応を図ることが重要です。「リストラ許さないためのQ&A」の活用やリストラ計画の対置要求をかかげ、現行法制や判例、通達を活用すると共に、全国の経験を生かした取り組みを進めます。雇用保険についても、支給日数の短縮、保険料の引き上げ、職業訓練費の削減など失業者にとって頼みの綱である雇用の改悪が進められ、低賃金無権利の労働者に追いこもうとしています。制度改悪反対はもちろん、労働相談活動を旺盛に運動を展開していきます。

(3)サービス残業根絶と労働時間短縮のたたかい

 失業者は仕事をなくし不安の日々を過ごす一方で、競争社会に追われる労働者の長時間過密労働で過労死・過労自殺を生みつづける日本社会は異常です。労働時間の短縮、政府が内外に公約した年間1800総労働時間を実現すること。サービス残業を根絶することが緊急の課題です。「働くルール署名」の取り組みを強め、労連未加盟の労働組合とこの運動を強めます。

(4) 不況打開、生活福祉関連の公共事業への転換

 小泉自公保内閣は、「国民への激痛」を押し付け、労働者・国民は雇用の面でも生活の面でも大変深刻な状況に置かれています。企業内だけの労働組合活動の限界性をこの間はっきりしてきました。政治革新と結合した共同の輪を広げ、大型公共事業から生活関連、福祉への財政の流れを変えることが求めれれています。とりわけ七月の延長国会で強行可決された医療制度の改悪は、労働者・国民の受診抑制、重症化が予想されます。労連は、西淀川社保協と協力して「街角なんでも相談、健康チェック・医療相談活動」を10月から駅頭で実施し、医療改悪を実施させない運動を展開していきます。

(5) 街づくり運動、社会保障制度の拡充のたたかい

 西淀川を住みやすい町にしていくためにも、「街づくりを考える会」「高齢者住まいづくりの会」に結集し、運動を進めます。また、度重なる社会保障制度の後退のもとこれを食い止め拡充さすためにも西淀川社保協の事務局団体の一員として運動を進めていきます。また、物価スライド制にもとづく年金受給額の削減など年金生活者の生活破壊に反対します。

(6) 有事法制反対、平和の取り組み

 政府は秋の臨時国会で、有事関連3法案の成立を図るため通常国会終了後ただちに内閣官房を中心に5つの作業班で新たな推進体制を取りました。自衛隊をアメリカの戦争に参加させ、国民を戦争に協力させる有事法制はもともとアメリカの強い要請によるものです。早晩イラクへの先制攻撃を準備する限り、日本への圧力は高まります。秋の臨時国会を待たず、有事法制の本質の学習、対話・署名などの活動をすすめます。西淀川原水協や広範な区民を結集できる(懇談会)を結成して取り組みを強化します。また、9月から再開された「6・9行動」にも参加していきます。

第2章 地域春闘・春闘共闘確立

 西淀川地域の労働者は、リストラ・経営不振にともなう雇用不安や賃下げなど多くの不安を持っています。また、パート労働者、派遣労働者を視野に入れた闘いを進めていく必要があります。市内地区協の取り組みや地域の労働組合との対話一致する要求での運動をすすめていきます。また、中小企業団体との懇談など地域での仕事起こしなどを視野に入れた運動を展開していきます。
 2003年春闘では、「国民総決起型」の運動を一致する要求で、ナショナルセンターの枠を超えた運動を呼びかけ、労働組合、あらゆる団体との共闘を重視するようにします。
 当面、この一年間で親身に対話できた労働組合に西淀川春闘共闘に参加を呼びかけます。

第3章 組織活動強化の課題

(1) 役員体制、組織運営の強化

 労連運動の主役は、組合員一人ひとりですが、その運営と運動の提起に責任を持つ、常任幹事会の役割は大変重要です。日常的な連絡点検と合わせて、未結集職場への援助を行ないながら、役員会議への結集と民主的な運営を行なっていきます。

(2) 組織拡大強化

 労働相談活動はこの一年間で重要な役割と果しています。労働相談活動を全面に、「地域に打って出る」相談活動を展開していきます。また、地域労組スマイルにしよどを前面に押し出し、地域労働者の組織化の中で、産別との連携を視野に入れた活動をします。
 特に、パート労働者、派遣労働者を視野に入れた、特別なとりくみを計画します。
 「働くルールづくり署名」「要求アンケート」「労働者友の会・各種共済制度」を活用した労働組合訪問を定期的に行ない、労連加盟の労組を増やしていきます。具体的には、上部団体が大阪労連に加盟している単組の加盟を促進します。総対話を実施し、その中でつながりを強めます。
 オープンシップの労組では、労働組合の役割や魅力を語り、1人でも多くの組合員拡大に労連として加盟単組と協力してすすめます。

(3) 機関紙

 毎月発行を目指します。
 いろんな職場に労連の活動や地域の動きを知らせる機関紙の活動は、ますます重要となっています。そのための体制強化と記事の提供を求めます。
 あわせて、事務局ニュースは毎月最低2回の発行を維持します。また、最近では多くの人がインターネットを利用している状況にあり、ホームページの開設やニュース等の送信もできるよう検討していきます。

(4) 争議支援

 大医労第一病院争議の不当労働行為問題で最高裁は当局側の上告を不受理しました。早期解決をめざして、大阪労連・市内協議会や大阪争議団に結集した闘いを取り組みます。当面、秋に行なわれる争議支援行動に参加します。
 また、地域労組スマイルにしよどでも、争議行動の事態までいたるケースが増えてきていています。労連として特別の体制をとり争議支援を取組みます。建交労昭和貨物分会など、経営悪化でいつ倒産してもおかしくない状況です。労連として組合員を励ます企画を行ないます。

(5) 文化レクレーション

 レクリェーションの企画・運営を、実行委員会形式で運営します。また、労働者友の会・共済会の企画も利用して、組合員同士の繋がりと交流を強めます。
 当面、10月29日の「第2回職場対抗ボーリング大会」を全職場(24チーム100名)からの参加で成功させ、1月の第3回西淀川ファミリースキー&温泉ツアー、春闘勝利の取り組みなど労連恒例の取組みを大きく成功するようにします。
 また、液晶プロジェクターの購入により、ビデオ上映会が気軽に開催されるようになりました。各労組、民主団体への貸出しなどを多いにすすめ、「良い映画を見る会」(仮称)など発足し、この面からの文化活動を労連として展開していきます。

(6) 財 政

 昨年の定期総会で会費の値上げ(200→300円)を決定し、専従事務局員を補充したことで労連運動が大きく前進しました。財政の強化と運動の前進は切り離すことのできない関係にあります。いま、リストラや定年退職などにより組合員が減る傾向にあり、組合員を増やし収入を増やすことは急務です。同時に、組合員数の実態にあった会費納入にご協力をお願いします。

(7) 教育学習

 教育学習は、労働組合活動を行ない上での「力の源泉」です。また、労連はもとより単組の組合活動家を養成することは急務の課題です。30数年ぶりに西淀川独自で開催される関西労働学校西淀川教室の成功に向け、労連独自課題として取組みを進めています。また、定期的に職場代表者会議の冒頭に学習会を取組みます。
 労連は年齢的にも幅広く様々な労働者がおり、学習教育に対する要求も一律ではありません。新風を吹き込む意味で、「教育」部分は従来型を踏襲するとして、「学習」部分は新しいメニューを加えます。
 具体的には一般教養として時事問題や社会保障問題を取り入れてみたいと考えます。

(8)「スマイル」への援助と強化

 地域労組スマイルを前面に押し出した、労働相談活動と地域労働者の組織化を、労連として、系統的に援助していきます。その為に四役からも、スマイルの役員を送り出します。

(9) 労働相談活動

  1. 春闘時に、大阪労連の呼びかけに応えて、柏里商店街で取り組んだ相談活動は、その場での相談も含めて労連の活動と相談活動を大きくアピールするものになりました。「街角なんでも相談」の経験も生かしながら、2ヶ月に1回をめどに、区内の主要商店街で順次とりくんでいきます。
  2. 現在、組合に入ってがんばらないと職場に残れないと言うことで相談しながら、職場に残ってがんばる組合員が幾人か生まれている。たとえ、一人ではあっても、組合に残ってがんばっている組合員を激励し、残ってがんばれる組合運動を重視します。
  3. この間、七福鋼業分会や、長谷川工業分会など、点から面に発展する経験をつくり出しました。この教訓を生かして、職場に一人でがんばっている組合員の要求や願いを重視し、職場で仲間を増やしていく活動を展開していきます。
  4. 民主団体とのネットワークを重視した労働相談活動に、いっそう努力します。

(10)労働共済の強化と拡大

 西淀川地域労働共済会は、「共済活動の地域労連」として、共済をとうして労連活動を側面的に支援していきます。とくに、未組織の組織化をして無権利状態の労働者の共済として、「大阪労働者友の会」の普及に努め、会員を年末までに300名を目指します。
 来年1月には、第3回を迎えた西淀川地域労働共済会共催の第3回西淀川ファミリー・スキー&温泉ツアーINNOZAWAを成功させます。



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